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協働のまちづくり講座「いいね!大津」(3日目) by.タナゴ

2014.03.14

 

協働のまちづくり講座「いいね!大津」最終日のレポートです。

 

「いいね!大津」とは、「私たちの大津市を私たち自身の手でよりよいまちにするために活動を始める最初の一歩を踏み出すこと」を目的とした3日間のワークショップです。

 

これまでのレポートはこちらを御覧ください。

 

 

「いいね!大津」もいよいよ最終日。3日間のワークショップもついに終わりへと向かっていきます。これまでは、第1回で大津への思いを自由に語り合い、第2回でその思いを叶えるための取り組みを考えました。

 

そして、最終日の今回は、「自分がやること」を具体的に描くことがゴールとなります。

 

ワークショップの導入はすっかりお馴染みになったゲームから。今回のゲームは「ペーパータワー」。時間内に出来るだけ高くA4用紙を積み上げ、高さを競うゲームです。

 

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作戦をたてる時間もあまりない中、作りながら微調整を行い、2分間でこれだけ立派なタワーが出来ました。「じっくり計画を練ってから行うのもよし、まず動いてみて、その中で修正するのもよし」そんな教訓を与えてくれるゲームでした。

 

ゲームですっかり盛り上がった後は、前回の振り返りです。振り返りながら、自分がやってみたい取り組みやつくってみたい仕組みを整理し、似ている人と仲間をつくります。仲間が揃うと、お互いに話をしながら、自分がやりたいことを深めていきます。

 

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自分と関心が似ている人だからこそ、話はあつく盛り上がり、自分とは違う他人だからこそ、気付きが生まれるきっかけになる。そんな仲間との話し合いはやっぱりすごくおもしろいなとあらためて思いました。

 

話し合いが終われば、対話を通して膨らんだ「自分がやりたいこと」を小説風にまとめていきます。

 

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ルールは「自分ごとで書くこと」「やることなすこと上手くいくこと」「達成したことを振り返る視点で書くこと」の三点。まだ一歩も踏み出していない自分が、小説の中では「情熱大陸」や「プロフェッショナル」に出てきそうな自分に早変わり。大きすぎた課題も小説風にすることで、スパイスのきいた山場に見えてきて、なんだワクワクが広がっていきます。

 

ワクワクの余韻が残る中、3日間の「いいね!大津」を締めくくるプログラムが行われます。その名は「私の第一歩」。参加者全員が「これから自分がまずすること」を紙に書いて誓います。

 

 私の第一歩 私の第一歩a
私の第一歩2私の第一歩2a
私の第一歩3私の第一歩4a

 

ワークショップを経て生まれたそれぞれの一歩。一人ひとりの一歩は違うけれど、全く違う方向を向いているわけではなく、きっとそれぞれの一歩がどこかでつながっていくんだろうなという予感を漂わせながら、ワークショップは終幕を迎えました。

 

今回初めてこのような場に参加し、「大津」というキーワードでいろんな人とつながりが生まれたことがすごく嬉しく、参加してよかったなーとしみじみ思いました。主催者、ファシリテーター、参加者の方々、素敵な場を本当にありがとうございました。

 

「いいね!大津」で語られたビジョンはこれからどのように形になっていくんでしょうか?

 

このブログでも続きを追っていければと思っています。

 

(完)

 


ボランティアライターのタナゴです。

いつもありがとうございます。

 

個人的にもブログはじめたので、もしよければ覗いてください(^^)

協働のまちづくり講座「いいね!大津」(2日目) by.タナゴ

2014.02.26

 

前回に引き続き、協働のまちづくり講座「いいね!大津」のレポートです。

「いいね!大津」とは、「私たちの大津市を私たち自身の手でよりよいまちにするために活動を始める最初の一歩を踏み出すこと」を目的とした3日間のワークショップです。

 

1日目のレポートはこちらを御覧ください。

 

大津への思いを自由に語り合った1日目を経て、今回の2日目は、その思いを叶えるための具体的な取り組みを考えました!

 

前回と同じく、まずはゲームで顔合わせ。

今回行ったのは「みんなで俳句」。

3人1組になり、それぞれが、上の句、中の句、下の句を考えます。

ただし、相談することも、見ることも、テーマを決めることもできません。

ただただ、自分だけで考えて書くのです。

そんなんで揃うわけが・・・・

 

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なんとも素敵な俳句ができました!

他のグループの俳句もどれも味があるものばかり!

「全く違うように見えるアイデアでも組み合わせることで形になる」という教訓を胸に、ワークショップは本題へ。

 

前回、語り合った大津市への思いをベースに、分科会を作り、具体的に話を進めていきます。

出来上がった分科会は「防災」「琵琶湖の文化」「居場所」「余暇」「高齢者」などなど。

テーマにそってそれぞれのグループで対話を深めていきます。

 

それぞれの人たちが持っているアイデアが、2ラウンドの対話を通して、つながる、つながる。

まるで俳句のようにつながったアイデアは、どれも魅力的なものばかり。

はじめの漠然としたイメージは見事に具体的なものへと変わっていきました。

 

最後の活動は「未来新聞づくり」。

 

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対話の中で生まれた未来に対するイメージをあたかもすでに起こったかのように書くことで、不思議と本当に実現できそうな気がしてきます。

 

そんな希望あふれる「未来新聞」をみんなで眺めて、今日のワークショップはおしまい。

これから本当に何かが動いていきそうな予感を感じさせる2日目でした。

 

3日目に続く。

 


ボランティアライターのタナゴです。

いつもありがとうございます。

 

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『よみがえりのレシピ』上映会 by.mocchi

2014.02.24

こんにちは!

大津生まれ大津育ち、ボランティアライターのmocchiです。

11回目の投稿です。

 

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先日、旧大津公会堂にて行われた、『よみがえりのレシピ』の上映会に行ってきました。

 

20140223_1_kanban

 

地域の特性を活かし、広めていくためには“食”も大事ですよね。

 

山形での取り組みを取材したドキュメンタリーだったのですが、消えゆく在来野菜を伝えるために、レストランで食材を調理してもらったり子ども達に種から育ててもらったりして、まずは地元の方たちに知ってもらうような活動をされていました。

料理人の方が、生産者さえも知らなかった素材の良さや調理法を引き出してくれて、その美味しさを伝え、ニーズを生み出していく。異業種が協力しあうことで、新たな可能性が生まれるのですね。

 

地域独特の伝統的な食材を後世に伝え繋いでいくためには、その種を残していくこと、そしてその食材を使ったレシピを伝えていくことが大事なんだなと思いました。

 

大津の伝統的なものってなんでしょうか…?

こういう時、みんながすぐに思い浮かぶようになると良いですね。

 

その後、同じ建物内で行われていたマルシェにも行ってみました!

 

20140223_2_marche1

 

上映会後ということもあって賑わっていました!

 

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赤カブをはじめとした数種類のカブ、日野菜など、近江の伝統野菜もいくつか紹介されていました。

食材や加工品、スイーツなどの販売もあり、食好きには楽しいイベントです。

 

前職で何度かお世話になった北比良グループの方も来られていたので、大好きな「比良かりん」と、試食させてもらった「大葉みそ」を購入しました。

 

「比良かりん」は、野菜や味噌などが練り込まれたサクサクのかりんとう。

それぞれの風味と食感が引き立っていて、とっても美味しいのです。どの味も好きなのですが、味噌味がイチオシです!

 

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「大葉みそ」は大葉の風味が良く、生野菜に合うのでドレッシングにも良いというアドバイスをいただきました。実際に作って使っている方の言葉は説得力がありますよね。

 

温野菜に合うという「ゆず味噌」は以前いただいたことがあり、こちらも美味しいので迷いましたが、今回は大葉に決定!

 

20140223_5_obamiso

 

他にも地域の取り組みを紹介されていました。

 

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かぶのスープをいただいたり、赤カブの葉の中華まんを試食でいただいたり、ほっこりできた、新しいイベントでした。

 

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こちらのブログでも、大津のことや、日々の暮らしのことをゆるゆると綴っています。

よろしければご覧ください♪

 

『はるひなた ~haruhinata~』 

 

mocchiでした!

 

協働のまちづくり講座「いいね!大津」(1日目) by.タナゴ

2014.02.21

 

協働のまちづくり講座「いいね!大津」に参加してきました!

「いいね!大津」とは、「私たちの大津市を私たち自身の手でよりよいまちにするために活動を始める最初の一歩を踏み出すこと」を目的とした3日間のワークショップです。

メンバー同士が初めて顔を合わせる1日目。

 

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参加者はいろんな世代の男女約30名。(ちょっと若い世代は少なかったかな?)

日のゴールは「理想の大津市像について語り、共有すること」です。

 

まずは、簡単な自己紹介とゲームを終え、二人一組でインタビューをしあいます。

それも一人20分のがっつりインタビューです!

 

「子どものころはどんな方でしたか?」

「子どものころの忘れられない思い出はありますか?」

「最高の瞬間について教えて下さい」「その成功を支えている要因は?」

「どんな未来になっていたら嬉しいですか?」

 

などなど押し寄せる質問にたじたじだった僕も、答えているうちに過去の経験が今の自分につながってるのが確認できて、なんだか嬉しい気持ちになりました。

逆にインタビュアーをしたときは、自分と全く違う人生に少し触れられた気がして、これもまた嬉しい気持ちになりました。

 

そして、いよいよ本題。いろんなテーブルを旅しながら、理想の大津について語っていきます。

それぞれのメンバーが、思い思いに落書きした模造紙には気になるキーワードがいっぱい。

 

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いっぱい思いを語り、いっぱい思いを聴いた私達はあらためて「理想の大津市」を紙に記入します。

一人一人が書いた思いは壁に掲示されました。

 

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それぞれの思いをじっくり眺めながら「いいね!」と思えるものにシールを貼り、この日のワークショップはおしまい。

いろんな人の思いや人生にちょっとだけ触れられたのがなんだか嬉しい1日目でした。

 

2日目に続く。

 


ボランティアライターのタナゴです。

いつもありがとうございます。

 

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お散歩しながら歴史発見!!知られざる三井寺・別所の遺跡めぐり by.yume

2014.02.19

「お散歩しながら歴史発見!!知られざる三井寺・別所の遺跡めぐり」 於 ながらの座・座

-鳥居の奥にこんな歴史があったなんて♪-

 

「ながらの座・座」を始めて訪れたのは昨年の夏の事。

大人の夏・昭和の夕涼み

 

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この鳥居の前の道はよく通ったけれど、鳥居の奥は、いったい何があったんだろ?と、「ながらの座・座」の前を通り過ぎ、さらに足を進めてみました。

 

真夏の事、草が生い茂り、蛇でもでてきそうな勢いに行く手を阻まれてしまったのですが、石段が気になりました。。

何かあったはず。

 

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「ながらの座・座」の向かいにある空き地がなんであったかも、思い出せずもどかしかったのですが、今年1月 「デジタル古地図・絵図で町を歩けば」に参加させて頂いたとき、ふと。。

「あー この空き地は神社やったやん、お正月にお墓参りした後、ここと長等神社と三井寺と三尾神社 お参りしてたやん」と。。

 

記憶が明るくなりました。

多分、その日の雪景色のおかげ。冬の冷たい空気のおかげで、あの頃の記憶が戻ってきたのでした。

 

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2月11日。『お散歩しながら歴史発見!! 知られざる三井寺別所の遺跡めぐり』

 

10世紀~11世紀初頭にかけて、小関越を越えた逢坂山の山麓に、三井寺の「三別所」 微妙寺・尾蔵寺・近松寺 が創建されました。

 

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三別所のひとつ「微妙寺」が、「ながらの座・座」の奥にあるというお話を聞いた後、早速現地へと向かいます。

夏の日、行く手を阻まれた道を、奥へ進みます。

 

生茂るものがなければ、こんなにくっきり石段が見えます。

長等公園の一角に到着。

 

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さらにさらに、今度は山登り。

 

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途中、谷になっているところがあったり少々恐い場所もありましたが さほどの距離も歩かないうちに到着したのがこの平地。

基壇や、丸瓦が見えたり、明らかに建物跡と思われる様相。

 

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鳥居の奥、長等公園の奥に、遺跡とも思われるものが隠れているとは。。

この時まで知りませんでした。

 

三別所のひとつ、「微妙寺」遺跡がこの場所であり、 今 歩いてきた道は参道と思われ、「ながらの座・座」は 微妙寺の坊院「元・正蔵坊」。

向かいの空き地は「専光坊跡」であろうとの事です。

 

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「尾蔵寺」は 長等創作展示館敷地あたりにあったそうです。

 

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「微妙寺」「尾蔵寺」ともに昭和50年代まで本堂などが存在していたそうですが、記憶にないのは、お寺に興味のない年代だったからでしょうか。

 

「近松寺」は、“高観音”の名前で親しまれて、長等公園の南の高台に現存しています。

 

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生まれ育った町が、このような歴史を抱えているとは、この日まで知りませんでした。

「微妙寺」「尾蔵寺」はなんと、昭和50年代まで本堂等が現存していたそうです。

 

子供だっ昭和40年代、メンコに興じていた男の子達は、時にはこんな場所を探検したり、秘密基地にして遊んでいたのでしょうか?

私など、庭でゴザひいてママゴトばかりしていたから、大津百町、長等学区を知らずにいます。

 

お散歩から帰ったら、暖かいおぜんざいが用意されていました。

生まれた場所の歴史に触れ、とても心地いい一日でした。

 

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大津PR動画公開中 by.mocchi

2014.01.27

 

こんにちは!

大津生まれ大津育ち、ボランティアライターのmocchiです。

10回目の投稿です。

 

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密かに公開されているこんな動画をご存じでしょうか?

大津の魅力を紹介している動画がこちら(※YouTube)

 

『恋するフォーチュンクッキー びわ湖大津 Ver. Type-A / ウォーターボール de 女子たび*クリスマス』

 

 

AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」という歌に合わせて、大津市内の各地の名所でいろんな方が

ダンスを踊っています♪

クリスマスの頃の公開だったので、みなさんサンタの格好ですが(笑)

 

バックには、大津を代表するレジャー“ウォーターボール”、そして大津をPRしてくれている、

ゆるキャラ達も登場しています♪

大津市観光キャラクター・おおつ光ルくんをはじめ、おごとん、ちま吉、べんべん、

そして大津出身のテツandトモさん(ある意味ゆるキャラ?)も!

 

大津にお住まいの方も、地元の魅力を再発見できるかもしれません。

ぜひご覧ください~♪

 

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『はるひなた ~haruhinata~』

 

mocchiでした!

長等神社綱打祭 龍蛇焼き by.yume

2014.01.24

 

1月16日

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おやおや? なんだか尻尾がぺちゃんこになってます。 それもそのはず 「わらの尾を踏むことで、蛇に災厄を託し、払うとされる」・・・

 

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親子連れも、元気よく踏み踏み。。

 

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それぞれが、力合わせ、こうだ、ああだと声を掛け合いながら蛇を作っていらした一昨日とは違い

ちょっと厳かな雰囲気が漂っています。

 

まずはお祓い。

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拝殿に置かれた蛇の頭が、氏子さんによって運び出されます。

 

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神主さんにより点火。

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あー なんだか、蛇さんも情けない顔になってしまって。。。

 

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舌だけが頑張り続け、 「もうだめ~」なんて表情に見えます。。

 

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続いて、お正月の間、長等神社を飾っていた門松も次々と燃やされていきます。

 

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あっ。。焼き芋の準備が。。。

 

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でもでも。。見物だけをしている私が物欲しそうに待っているのもみっともないと(笑)

煙のあがる長等神社を後にしました。

 

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大津百町 歴史ある長等神社に今も伝承され続けている「綱打ち神事」があるのは誇らしいことです。

いいものを見せて頂きました。

 

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こちらは、1月14日 三井寺駅の近くで撮りました。

知合いのブロガーさんによると、1月5日に作っておられたそうで 三尾神社の「蛇打ち神事」のものだという事です。

 

先日の記事でも出てきました昭和57年発行の「長等のあゆみ」には、こう、記されています。

 

「三尾神社の蛇打ち 約30束の藁をもらいて長さ18メートルほどの蛇を作り、三尾神社へ運んで鳥居横に木枠を組み立て、高さ数メートルの所へ藁蛇をかざりつける。胴の中央には榊の御幣をつけ、眼には蜜柑がもちいられる。この蛇は三本に分かれているのが特徴である。 藁蛇は15日早朝、焼かれる。」

 

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14日に三尾神社まで足を伸ばさなかった事が悔やまれますが、恐らく三尾神社の鳥居に飾りつけられていたものが、

この場所に変わったか、分所であるかなのでしょう。

来年は、三尾神社について調べてみようと思います。

 

また、尾花川町でも良く似た行事があるようです。

 

「尾花川の蛇まつり」

正月13日 氏子(早尾神社)の大人達が中心となって藁の蛇つくりが行われ、有志の家に安置される。

14日晩 子供達(中学校二年生以下の男子)が、蛇をかつぎ奉遷の勧進に町内の各戸をまわる。

翌日(15日)早朝5時頃、近くの田で蛇の頭を氏神の方へ向けて焼かれる。

 

長等神社、三尾神社、尾花川町の行事とのどれもが、発行された昭和57年には現在形だったようですが、全く知りませんでした。

長等学区で生まれ育っていた父からも聞いた事がなかったのは、その頃にはとりわけ珍しい行事ではなかったからなのでしょうか。

尾花川町は、隣の町だったのに、不思議ですし、少子化の今も続いているのかどうか、気になります。

 

 

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長等神社綱打祭 龍陀つくり by.yume

2014.01.23

 

結婚するまで長等学区に住み、長等小学校に通っていたのに 長等神社の「綱打祭」を知ったのは一昨年。

友達のブログで見て 一度もそんな話を聞いた事なかった。。と不思議な気がしました。

 

神社の小さな行事だったのか、通学道路が反対側だったから知らなかっただけなのか、もしかすると子供だから、

伝統行事に興味がなかったか。。

 

一度この目で確かめてみたいと思っていたら、元旦にこんな貼紙を見つけました。

 

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「地元にお住まいでない方もどうぞご参拝ください」

 

1月14日に13時過ぎに長等神社に到着すると、すでに本殿横では綱作りが始まっていました。

 

<尻尾>

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木に藁の先をくくりつけ、三本の綱をつくり、さらにその三本で三編み。

なが~いこれは、どうやら尻尾になる部分の様子。

 

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境内のあちこちで、それぞれがパーツを作っておられます。

 

<胴体>

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藁を円錐型に固めてしっかりと縛ります。

 

<舌>

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細い草鞋でも編んでおられるのかと思ったら舌。

さらに赤に布を巻いて べろべろ~

 

<口>

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上下二枚の口になる部分は、こんな風に吊るして作られていました。

 

<目>

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橙を筒状に藁で巻いてあります。

目の玉は五円玉。

 

さてさて 組み立てが始まります。

まず尻尾を拝殿に載せます。

 

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胴体を台の上に載せます。

 

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口をかぶせます

 

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舌をつけ、目をつけます。

 

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これで完成。

実は、このとき、やっとそれぞれの場所で作っておられたパーツの意味がやっとわかりました。

 

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例年だと、楼門の外の石段あたりまで尻尾があるのですが、今年は藁の穂が短かったり、藁そのものが少なかったりしたそうです。

 

作り始めて2時間半。奉告祭です。

 

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寒い一日でしたが、氏子さん達が協力しあって蛇を作られる様子から、伝承される行事のありがたさが伝わってきました。

 

昭和57年に発行されている「長等のあゆみ」という本に、「長等神社の綱打ち神事」という項があります。

 

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「長等神社では、毎年正月14日の午後、氏子の有志十余名が神社境内に集まり、約三十束の藁をもらいて見事な藁蛇がつくられる、、、、、」

 

「延長六年(938年)正月十二日、志賀の士人社前に巨蛇の形を造り、神事を行ふ。是 スサノオノミコトの妖陀を切し故事なり、今に此例を以って毎年正月綱打の神事と云うこれ也」

と収蔵されている画の箱蓋にこのように書かれているとの事ですから、その歴史の長さを感じます。

 

この日傍らに置かれていた、イラスト。

 

setumei_1

 

最近にどなたかが、お書きになったものなのでしょうか?

1000年以上続いたこの行事、この先も1000年以上続いて欲しいものです。

 

同日「おうみ610」でも、この様子が放送されていました。

私もちらっ。。と映っていました(笑)

 

「龍陀焼」の様子は後日お伝えします。

 

 

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